イチオシレビュー一覧
▽レビューを書く「時は来た」
ぽつりと呟き、帯刀殿は懐から4年の時を越えて顕現した書籍版6、7巻(同時刊行&完結)を取り出した。
私と母直子は、お遍路さん装束にありがとうの襷を掛けた姿で
「それだけだ」
と全方向最大音量で叫ぼう。
この年末年始用に準備していた積読タワーをすべて無視して、私はこれを読む。強くて優しい織田信正の生き様を読むのだ。
ぽつりと呟き、帯刀殿は懐から4年の時を越えて顕現した書籍版6、7巻(同時刊行&完結)を取り出した。
私と母直子は、お遍路さん装束にありがとうの襷を掛けた姿で
「それだけだ」
と全方向最大音量で叫ぼう。
この年末年始用に準備していた積読タワーをすべて無視して、私はこれを読む。強くて優しい織田信正の生き様を読むのだ。
書籍版から、読み始めました。他の方のレビューにもありますが、他の転生物とは一味どころか大きく異なります。歴史を題材にしていますが、作者の宗教観や思想的な表現も面白く読めます。
文章も無駄がなく、登場人物が個性豊かに表現されています。
一般書籍の様に、参考にされた文献なども巻末につけていただけたらと思いました。作者の知識と見識に圧倒されました。
次回作にも期待しています。
文章も無駄がなく、登場人物が個性豊かに表現されています。
一般書籍の様に、参考にされた文献なども巻末につけていただけたらと思いました。作者の知識と見識に圧倒されました。
次回作にも期待しています。
転生者が母親で、主人公は非実在だが転生者からの教育で有能な武将です。
流れは大きく変わっていますが、一話あたりの量は読みやすくサクサクと読み進められます。
歴史物の好きな方は読んでみるといいかと思います。
ただサクサク進むため、有名武将がアッサリ戦死報告だったりします。
特に武田、島津あたりは簡潔に滅びるので、ファンには物足りなくなるかもしれません。
流れは大きく変わっていますが、一話あたりの量は読みやすくサクサクと読み進められます。
歴史物の好きな方は読んでみるといいかと思います。
ただサクサク進むため、有名武将がアッサリ戦死報告だったりします。
特に武田、島津あたりは簡潔に滅びるので、ファンには物足りなくなるかもしれません。
私は歴史小説が大好きだ。
浪漫があるし、血が滾るから。
最近は文庫本を読む機会がかなり減ったが、その代わりにWEBに寄稿している小説を読ませてもらっている。
異世界系、戦記物、歴史物、SFもの結構読んだはず、でも本当に面白いなと思った作品は実はかなり少ない、片手で足りてしまうくらいだと思う。
歴史小説に関して言えば、某傾奇者の原作の先生、東北出身の熱い作品を書く先生等、数多の大家の小説と本当に遜色ない作品だと思う。
しかも、スパイスとして軽い転生を入れるところ、母子のやり取りが絶品すぎて、、、もぅたまらん!
この化生の母から生まれた子狐がどう日の本を駆け巡るのか、どう成長し逞しい麒麟になり得るのか僕は一喜一憂しながら応援したい!
歴史小説好きな方、是非とも一度読んでみて!
浪漫があるし、血が滾るから。
最近は文庫本を読む機会がかなり減ったが、その代わりにWEBに寄稿している小説を読ませてもらっている。
異世界系、戦記物、歴史物、SFもの結構読んだはず、でも本当に面白いなと思った作品は実はかなり少ない、片手で足りてしまうくらいだと思う。
歴史小説に関して言えば、某傾奇者の原作の先生、東北出身の熱い作品を書く先生等、数多の大家の小説と本当に遜色ない作品だと思う。
しかも、スパイスとして軽い転生を入れるところ、母子のやり取りが絶品すぎて、、、もぅたまらん!
この化生の母から生まれた子狐がどう日の本を駆け巡るのか、どう成長し逞しい麒麟になり得るのか僕は一喜一憂しながら応援したい!
歴史小説好きな方、是非とも一度読んでみて!
書籍化が決まると、一気に、といってもいいぐらいのスピードで4巻まできました。
このまま順調に発刊されることを期待しています。
書籍で読むと、読み応えが更にマシマシです。
ただ1つだけ、こうなったらいいなあという希望があります。それは物語の最終局面。
主人公だけでなく、周囲の人物の心の動きをWEB版以上に描いてほしい。WEB版では、あまりに急に感じました。
今更ですが、レビューに書くにはふさわしくない内容になってしまいました。
申し訳ありません。
このまま順調に発刊されることを期待しています。
書籍で読むと、読み応えが更にマシマシです。
ただ1つだけ、こうなったらいいなあという希望があります。それは物語の最終局面。
主人公だけでなく、周囲の人物の心の動きをWEB版以上に描いてほしい。WEB版では、あまりに急に感じました。
今更ですが、レビューに書くにはふさわしくない内容になってしまいました。
申し訳ありません。
読み終わった感想から言えば、最高の一言に尽きます。
転生者が物語上に出ることはなく、主人公が最強無敵な存在ではないので、そういう意味では期待を裏切られますが。
信長を主体に置いた架空戦史はごまんとありますが、その周囲の人間、しかも実在したか定かではない息子を主人公に据えた所がとても新鮮でした。
大河ファンの私では、所々難しい言葉づかいもありましたが、決してお堅い作品ではなく、歴史エンターテイメントとして最初から最後まで夢中になれる名作です。
一人一人のキャラクターがとても魅力的で、名前しか知らなかったような戦国武将も、誰もが知っているあの人物も、今まで以上に好きになりました。
個人的に好きな場面は、主人公と小早川隆景の会談シーンです。
主人公の生き様を理解し、共感する隆景に主人公が語りかけるところは、何故か涙すら出るほど熱いものを感じました。
転生者が物語上に出ることはなく、主人公が最強無敵な存在ではないので、そういう意味では期待を裏切られますが。
信長を主体に置いた架空戦史はごまんとありますが、その周囲の人間、しかも実在したか定かではない息子を主人公に据えた所がとても新鮮でした。
大河ファンの私では、所々難しい言葉づかいもありましたが、決してお堅い作品ではなく、歴史エンターテイメントとして最初から最後まで夢中になれる名作です。
一人一人のキャラクターがとても魅力的で、名前しか知らなかったような戦国武将も、誰もが知っているあの人物も、今まで以上に好きになりました。
個人的に好きな場面は、主人公と小早川隆景の会談シーンです。
主人公の生き様を理解し、共感する隆景に主人公が語りかけるところは、何故か涙すら出るほど熱いものを感じました。
織田信正。一部の資料にしか名を残さない、実在しなかったのではないかといわれている信長の庶長子。
彼を主人公に、巧みに歴史的な様々な事件や人物と、未来からの転生というSFを組み合わせたエンタメとして一級の作品。
設定やギャグだけでなくヒューマンドラマとしてもド直球の重量感。
この時代に詳しくなくても、元々その人物を知らなかったとしても、一人ひとりの人生を思いながら読むだけでも楽しく面白い。
出会えてよかったと思える作品。
さらにすごいところは、歴史の「IF」の部分にも裏づけがしっかりしているところ。
歴史の本を片手に読むと新しい発見が何度もあって、何度も新しい楽しみ方ができる。
歴史ものがそんなに得意ではない方も、最初のほうだけでも是非是非。苦手意識があっても、マイナー人物をwikiで軽く調べつつ読むとすごく楽しめるので是非。
祝書籍化!
彼を主人公に、巧みに歴史的な様々な事件や人物と、未来からの転生というSFを組み合わせたエンタメとして一級の作品。
設定やギャグだけでなくヒューマンドラマとしてもド直球の重量感。
この時代に詳しくなくても、元々その人物を知らなかったとしても、一人ひとりの人生を思いながら読むだけでも楽しく面白い。
出会えてよかったと思える作品。
さらにすごいところは、歴史の「IF」の部分にも裏づけがしっかりしているところ。
歴史の本を片手に読むと新しい発見が何度もあって、何度も新しい楽しみ方ができる。
歴史ものがそんなに得意ではない方も、最初のほうだけでも是非是非。苦手意識があっても、マイナー人物をwikiで軽く調べつつ読むとすごく楽しめるので是非。
祝書籍化!
織田信正。
魔王と呼ばれた父、狐と呼ばれた母から生まれた彼は家族を愛する心優しい男だった。
戦国の世で父織田信長の覇業を支え、戦場を駆ける彼の明日はどうなる!?
信正(作中では主に帯刀と呼ばれる)はよく物語であるような超人、完璧人間ではありません。嫌いなやつに強烈な嫌味を言ったり、男性の胸部に下着を着けさせようとする母にドン引きしたりもします。
読者にとって、共感できる主人公だと思います。
羽柴秀吉や竹中半兵衛、公方足利義昭、本願寺教如などの歴史上の偉人たちも魅力的に描かれていて、物語に引き込まれます。
ほっこりする話や思わず唸るような展開もあり、歴史ものが好きな人はもちろん、そうでない人にも楽しめるような良作です。
是非、読んでみてください!
魔王と呼ばれた父、狐と呼ばれた母から生まれた彼は家族を愛する心優しい男だった。
戦国の世で父織田信長の覇業を支え、戦場を駆ける彼の明日はどうなる!?
信正(作中では主に帯刀と呼ばれる)はよく物語であるような超人、完璧人間ではありません。嫌いなやつに強烈な嫌味を言ったり、男性の胸部に下着を着けさせようとする母にドン引きしたりもします。
読者にとって、共感できる主人公だと思います。
羽柴秀吉や竹中半兵衛、公方足利義昭、本願寺教如などの歴史上の偉人たちも魅力的に描かれていて、物語に引き込まれます。
ほっこりする話や思わず唸るような展開もあり、歴史ものが好きな人はもちろん、そうでない人にも楽しめるような良作です。
是非、読んでみてください!
帯刀と言う架空の人物が、信長の息子として大活躍!端的に略すとこうなるのですが、兎に角人物描写が巧みで主人公は勿論登場人物全てが魅力的です。
謎の多い母君も、最初は何故?と気になっていたのが何時の間にか次々起こる騒動を楽しみに。
歴史は史実通りでなかったのでかえって安心しましたし、あれがああなるのかと作者の創造力に感服です。
大抵無能扱いになる人物に人間的魅力と愛着を纏わせてその登場を楽しませ退場を惜しいと思わせたり、武張った側面が強調されがちな解釈を人間臭い暖かな欠点を強調して人物に奥行きを持たせてくれたのは読む喜びを次々と与えて貰ったようなものです。
一番楽しいシーンだったのは、辻で庶民と説法対決した所ですが、籠城の逼迫した空気、友を初めて亡くした心情、本能寺、母君にブラを迫られる、妻との語らい、随所に有るユーモア、宗教の解釈、そしてラストの緊迫感、最高でした。
謎の多い母君も、最初は何故?と気になっていたのが何時の間にか次々起こる騒動を楽しみに。
歴史は史実通りでなかったのでかえって安心しましたし、あれがああなるのかと作者の創造力に感服です。
大抵無能扱いになる人物に人間的魅力と愛着を纏わせてその登場を楽しませ退場を惜しいと思わせたり、武張った側面が強調されがちな解釈を人間臭い暖かな欠点を強調して人物に奥行きを持たせてくれたのは読む喜びを次々と与えて貰ったようなものです。
一番楽しいシーンだったのは、辻で庶民と説法対決した所ですが、籠城の逼迫した空気、友を初めて亡くした心情、本能寺、母君にブラを迫られる、妻との語らい、随所に有るユーモア、宗教の解釈、そしてラストの緊迫感、最高でした。
主人公は信長の庶長子で信忠や信雄、信孝の兄にあたる人物です。敵味方問わずすべての登場人物が魅力的に描かれています。敵対した人物が作品から退場するときに、惜しい人物がまた一人去ってしまったと思うくらいです。
展開もテンポがよく、中だるみなどもありません。「この後はきっとこうなるだろう」と予想しても、それがことごとく外されてしまいました。いい意味で予想を裏切ってくれる作品です。
展開もテンポがよく、中だるみなどもありません。「この後はきっとこうなるだろう」と予想しても、それがことごとく外されてしまいました。いい意味で予想を裏切ってくれる作品です。
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