イチオシレビュー一覧

この物語は、要約すると、錬金術師として、チート能力あり、強大な魔物討伐あり、王族が絡む顕著な功績という、昨今ごくありふれたテーマに取り組んでいるにもかかわらず、

理由が後付けで無く試行錯誤から導かれる結果があり。また、人間関係も、たとえば王族と出会ったその日にタメ口など現実感の無い描写も避けており。

ヒロインの成長過程や、唐突に出てきた大きな目標に向かっていく過程、また周囲の人々との関係性やそれぞれの立場を踏まえた自然な行動や言動を丁寧に描く事により、納得感があり、また、感情移入しやすい物語として描かれている。

これらは作者の表現力の豊かさからくる物と思われます。幅広い読者に受け入れられる良作と思います。

錬金術師ものが跋扈する中で一番初めに目について、そして読了する頃には書籍化が決定したりと、主人公のデイジーのように、ゆるいスローライフの中を全力で駆け抜けた良作です。

追放されるのが大体のテンプレとして流行っている中で、その逆にハズレの職業を貰っても、家族や隣人に愛された健やかに育っていく、というデイジーの旅路は見ていてほっこりするもので、そんな穏やかさに気づけば心惹かれていました。

しかし穏やかな日常を描かれる中でもシビアな一面が顔を覗かせたり、魔法の亜種として描かれることが多い錬金術を、魔力という不思議要素はあれど現実に近い科学への過渡期に近いものとして記していて、それを上手く物語の中に落とし込んでいるのは斬新だと感じました。

五歳にしてハズレ職業を宣告された少女が、何とか頑張ってみようという物語。周囲の環境にも恵まれて、どんどんとやることやできることを広げていく姿には、他の作品にはない温かみを感じます。
スキルの仕様とかでやりすぎではと思うこともあるけど、気付くとそんなことはどうでもよくなって、この物語はどのように展開され、どう向かっていくのか、そのワクワク感に引き込まれていきます。

あとタイトルで、「王都の外れ」と「ハズレ職業」で引っ掛けてあるのが素敵です。そして、推しは全員です。

ウェルメイドな優しい作風はスピード感に欠け、もたもたと単調になりがちだが、おっとりした主人公がひとたび鑑定スキルを発動するととてもよいリズムが生まれる。繰り返される、「イキイキしている」などのフレーズ。やや毒や投げやりな言葉が含まれる鑑定のお言葉。
主人公が幼いので近しいいくつかの人間の年齢を４，５歳上に設定した方が説得力があったかもしれない

　続きがとても楽しみな良作品。
　
　なろう系小説の王道でもある、外れスキルをもらったことにより周囲から爪弾きにされてからの逆転劇が多い展開の中で、数少ない「外れスキルからのスタートでも、周囲から応援される少女の成長物語」である。この一点だけでも、この小説は読み始める価値がある。

　魔導師の家系から錬金術師という「外れ」のスキルを得た主人公のデイジーを中心に、それを暖かく支える両親。デイジーを見守る(愛が転じて時折暴走気味の)神様、そして彼女の元に集まってくるサブキャラクターたち。

　作品の今後と、錬金術師として成長するデイジーに大きく期待。
　

　ちなみに。
　当方の推しは「鳥」と「影」です(そこかよ！)　

貴族としてハズレと言われる錬金術でも、おませで平和主義な少女が成長していく話。モンスターのいる世界ですが戦闘などは最低限しかありません。主人公のいる国は基本的に平和です。
主人公は少女ながらも国家的に現時点で重要な存在になってしまっています。どうやって成長していくか楽しみな作品です。
途中から料理回もあります。鑑定の表現が独特で面白い。鑑定の成長がこの作品の面白さだと思います。
私の推しメンは鑑定さんです(笑)

個人的に今1番好きな作家さんの作品です

まだ、書き始めの作品ですけどこれからが楽しみ
家族みんなが魔術師ジョブに選ばれる家庭で自分も当然選ばれると思った少女がどちらかというと外れ職業の錬金術師になってしまいますが暖かい家族の励ましもあり、元々草木が好きだったこともありこれから錬金術師というものを志そうとするお話

家族達の優しさ、少女の頑張りにほっこりさせられます( ^ω^ )
生産、加工をしていく楽しさ、そして試行錯誤がワクワクさせられます