イチオシレビュー一覧

▽レビューを書く

自分だけが知っている、自分の罪悪

  • 投稿者: 空原海   [2022年 02月 20日 20時 29分]
色、匂い、質量、手に触れた感覚。
すっきりと整った文章に浮かび上がる情景、その冒頭は、まさに自然の中の美しく懐かしい、幼少期の思い出、といった感。

郷愁や謎めくもの、秘されたものへの好奇心。
そういった感情を呼び起こされながら進んだ先に出会ったもの。

よかれと思って、為したこと。
そんなはずではなかった、という良心のせめぎ合いのような。

自分だけが知っている、自分の罪悪。
ふいに訪れる、いつまで消えない罪の意識、棘。

あなたにも覚えはありませんか。
↑ページトップへ
OSZAR »