イチオシレビュー一覧
▽レビューを書くこの作品の一番の魅力は、キャラクターがそこに生きているんだと強く感じられることだと思います。
最初、あ、こいつ嫌いって感じても、読み進めていくうちに好きになることがたくさんあります。
どのキャラクターもとても人間味があります。
なんというか、「物語の中のキャラクター」という感じがあまりしないんです。本当に、そこにいて、生きている、って感じがします。
人間誰しも、良い部分と悪い部分があります。そして現実でも、相手が嫌な奴だと思ってても、良い部分が見えると、見直すことだってあります。誰かのためを思ってやっていることが、誰かにとっては悪ということもあります。とことん悪い奴も、とことん良い奴もいます。
人間関係の上手く噛み合う所と噛み合わない所、そいうところがとても上手く表現されているように思いました。
ストーリーは言うまでもなく、面白いです。読んで絶対に損はないので、ぜひ一度読んでみてください。
最初、あ、こいつ嫌いって感じても、読み進めていくうちに好きになることがたくさんあります。
どのキャラクターもとても人間味があります。
なんというか、「物語の中のキャラクター」という感じがあまりしないんです。本当に、そこにいて、生きている、って感じがします。
人間誰しも、良い部分と悪い部分があります。そして現実でも、相手が嫌な奴だと思ってても、良い部分が見えると、見直すことだってあります。誰かのためを思ってやっていることが、誰かにとっては悪ということもあります。とことん悪い奴も、とことん良い奴もいます。
人間関係の上手く噛み合う所と噛み合わない所、そいうところがとても上手く表現されているように思いました。
ストーリーは言うまでもなく、面白いです。読んで絶対に損はないので、ぜひ一度読んでみてください。
寝る間も惜しんで画面に噛みつきじっくり読んでしまったのは本当に久方ぶりです。
ひょんなことから皇帝になってしまった男の第一子が主人公です。あらゆる面から自分が次期皇帝にならないほうが良いため、決して成り上がろうとはせず、しかしその有能さから目立ってしまう。その健闘も、サクサク進む割に多層的に張り巡らされた展開も、なにより主人公の家族への愛情が!煌めいて面白い!
私は正直キャラが多数出てくるお話は誰が誰か分からなくなり辟易とすることが多いですがこの作品は決してそんなことなく、登場する人物全員が全員躍動的で、際立っていて、どこか葛藤を抱えつつも前向きに邁進しているさまが本当に見事で最高です。最初はイヤだった人物も読み進めるごとに好きになる。負の面も善の面もある。全員が生きていて、彼らの中にいるような興奮と期待を味わえます。こんなに良い作品、なかなか巡り会えません。果てしなく応援しております。
ひょんなことから皇帝になってしまった男の第一子が主人公です。あらゆる面から自分が次期皇帝にならないほうが良いため、決して成り上がろうとはせず、しかしその有能さから目立ってしまう。その健闘も、サクサク進む割に多層的に張り巡らされた展開も、なにより主人公の家族への愛情が!煌めいて面白い!
私は正直キャラが多数出てくるお話は誰が誰か分からなくなり辟易とすることが多いですがこの作品は決してそんなことなく、登場する人物全員が全員躍動的で、際立っていて、どこか葛藤を抱えつつも前向きに邁進しているさまが本当に見事で最高です。最初はイヤだった人物も読み進めるごとに好きになる。負の面も善の面もある。全員が生きていて、彼らの中にいるような興奮と期待を味わえます。こんなに良い作品、なかなか巡り会えません。果てしなく応援しております。
本作の錬金術は、何でもありの力ではありません。我々の知る科学・化学の源流的な錬金術に近く、何かを生み出すための知識といった塩梅です。
そんな錬金術は魔法が基本となった世界では、その価値を忘れられつつありますが、その実とても有用です。
そのため、我々と同じ知識を持ち異世界転生した主人公にとっては最大級の武器になりうるのですが……主人公の思うが儘には全く振舞えない。
何故そんなことになるのか?こそが本作の魅力。
主人公の微妙な立場は錬金術を扱ってようやく安全を担保できる程度で、新たな章になるたびにハラハラしてしまいます。
それでも、弟妹を可愛がりたい、錬金術を更に学びたいとささやかな願いを胸に今日も主人公は頑張るのです。
政治の力でがんじがらめになる時もありますが、その対応が見事で、当然政治は人が生み出すものですから、人間同士の関係性も魅力。
満足できる物語なので、貴方も一読どうですか?
そんな錬金術は魔法が基本となった世界では、その価値を忘れられつつありますが、その実とても有用です。
そのため、我々と同じ知識を持ち異世界転生した主人公にとっては最大級の武器になりうるのですが……主人公の思うが儘には全く振舞えない。
何故そんなことになるのか?こそが本作の魅力。
主人公の微妙な立場は錬金術を扱ってようやく安全を担保できる程度で、新たな章になるたびにハラハラしてしまいます。
それでも、弟妹を可愛がりたい、錬金術を更に学びたいとささやかな願いを胸に今日も主人公は頑張るのです。
政治の力でがんじがらめになる時もありますが、その対応が見事で、当然政治は人が生み出すものですから、人間同士の関係性も魅力。
満足できる物語なので、貴方も一読どうですか?
不遇な皇子が錬金術を覚えたことで周囲を巻き込みながら幸せな生活を目指すような感じの作品。
ざまぁ要素は薄いし、皇子も基本的にやり返さない姿勢だから仕返しとかリベンジ好きな人には刺さらないかもしれないが単純に面白い。
とあることから皇子となったものの、血統などで貴族から軽く扱われ不遇な暮らしをする皇子。幸せな家族関係を望む主人公と兄を尊敬し慕ってくれる弟妹や父、継母などの暖かい人柄。
足を引っ張り、邪魔をしたり策を凝らして皇子を追い落とそうとする筆頭公爵らの妨害を受けながらやりたい事を追求していくのはとても面白い。
たまにやり返せよ。とかモヤモヤすることもあるけどそれを超えて面白いが勝ってしまう。
完結までしっかり見届けたい良作です。
ざまぁ要素は薄いし、皇子も基本的にやり返さない姿勢だから仕返しとかリベンジ好きな人には刺さらないかもしれないが単純に面白い。
とあることから皇子となったものの、血統などで貴族から軽く扱われ不遇な暮らしをする皇子。幸せな家族関係を望む主人公と兄を尊敬し慕ってくれる弟妹や父、継母などの暖かい人柄。
足を引っ張り、邪魔をしたり策を凝らして皇子を追い落とそうとする筆頭公爵らの妨害を受けながらやりたい事を追求していくのはとても面白い。
たまにやり返せよ。とかモヤモヤすることもあるけどそれを超えて面白いが勝ってしまう。
完結までしっかり見届けたい良作です。
気付けば魔法のある世界の帝国の第一皇子、アーシャとして生まれ変わっていた主人公。
前世は家族に恵まれず、今世では父は可愛がってくれるが、生まれの問題などもあって政治的には隔離されていた。
けれど、アーシャは前世の影響もあり思考が庶民的で……皇帝の座を目指すことはせず、弟妹と仲良くしたいと考えていた。
閉ざされた離宮で出来る趣味として錬金術に打ち込む中で様々な発見をしますが、帝位争いの火種になりそうなネタは秘匿したり、皇帝の功績とするよう相談したり。
政敵からはどこまでも警戒されて、妨害工作も入ったりしますが。アーシャの功績を家族は評価してくれて、穏やかな時間を過ごせているのが良いですね。
アーシャはどこに行ってもやっていけそうな安心感がありますが、課題が多いのも確かなので、彼がどんな未来に至るのかを見守りたい。
前世は家族に恵まれず、今世では父は可愛がってくれるが、生まれの問題などもあって政治的には隔離されていた。
けれど、アーシャは前世の影響もあり思考が庶民的で……皇帝の座を目指すことはせず、弟妹と仲良くしたいと考えていた。
閉ざされた離宮で出来る趣味として錬金術に打ち込む中で様々な発見をしますが、帝位争いの火種になりそうなネタは秘匿したり、皇帝の功績とするよう相談したり。
政敵からはどこまでも警戒されて、妨害工作も入ったりしますが。アーシャの功績を家族は評価してくれて、穏やかな時間を過ごせているのが良いですね。
アーシャはどこに行ってもやっていけそうな安心感がありますが、課題が多いのも確かなので、彼がどんな未来に至るのかを見守りたい。
私は作品を読む前にまずレビューの有無を見ます。
ある程度の話数が投稿されているにも関わらずレビューが全くない作品は殆どが否定的レビューばかりで作者が削除&ブロックしている作品。稀にまだ気づかれていない名作のどちらか。
だから肯定的なレビューが1つでもある作品を見つけては読むようにしていると、こういう素晴らしい作品に出会うことがあるからやめられない。
話の流れ的にはたまに似ている作品もあるが、この作品は敵対関係にある相手もそれなりに優秀である事で読み手に不快感を与えず、読み終えた後にモヤモヤ感を残さない。
多くの作品は敵対相手が下品で馬鹿で常識が無くて読み手にも不快感しか与えないことが多い中、この作品はそれをせずうまく纏めておられる為、とても読みやすく主人公も相手も嫌いになれないところがよく作られておられるなと思います。
「〜したけどもう遅い」や「主人公チート系」に飽きた方は是非!
ある程度の話数が投稿されているにも関わらずレビューが全くない作品は殆どが否定的レビューばかりで作者が削除&ブロックしている作品。稀にまだ気づかれていない名作のどちらか。
だから肯定的なレビューが1つでもある作品を見つけては読むようにしていると、こういう素晴らしい作品に出会うことがあるからやめられない。
話の流れ的にはたまに似ている作品もあるが、この作品は敵対関係にある相手もそれなりに優秀である事で読み手に不快感を与えず、読み終えた後にモヤモヤ感を残さない。
多くの作品は敵対相手が下品で馬鹿で常識が無くて読み手にも不快感しか与えないことが多い中、この作品はそれをせずうまく纏めておられる為、とても読みやすく主人公も相手も嫌いになれないところがよく作られておられるなと思います。
「〜したけどもう遅い」や「主人公チート系」に飽きた方は是非!
不遇皇子を取り巻く人間模様が見ていて楽しい。もちろん錬金術も。
- 投稿者: 新大宮@作品紹介エッセイ始めました。 [2022年 08月 26日 21時 04分]
この作品は、せっかく帝国の皇族として生まれたのに不遇をかこつことになった転生皇子の話である。
転生というからにはチート持ちかと思ってしまうが、そんなことはなく前世の記憶を持ってスタートするだけのパターン。主人公はその状況を活かして幼い頃から錬金術に傾倒していく。目立ってしまうと、一方的に敵視してくる政敵に潰されかねないので、あくまて目立たず生きようとする。しかし、そう思い通りにはいかないのが人生。
皇帝には愛されながらも、その皇帝の実家である後見人からの支援は一切無く、亡くなった母の後妻である妃からは警戒され、腹違いの弟たちを愛そうとするも周りから邪魔立てされ、読んでいるこっちまで心配になる。
やがて母が残した遺産が減ってきたのを機に、王宮からこっそり抜け出し錬金術の成果を使って金策を始める。
そんな皇子の境遇の変化を楽しむのが、この作品の醍醐味と言えよう。
転生というからにはチート持ちかと思ってしまうが、そんなことはなく前世の記憶を持ってスタートするだけのパターン。主人公はその状況を活かして幼い頃から錬金術に傾倒していく。目立ってしまうと、一方的に敵視してくる政敵に潰されかねないので、あくまて目立たず生きようとする。しかし、そう思い通りにはいかないのが人生。
皇帝には愛されながらも、その皇帝の実家である後見人からの支援は一切無く、亡くなった母の後妻である妃からは警戒され、腹違いの弟たちを愛そうとするも周りから邪魔立てされ、読んでいるこっちまで心配になる。
やがて母が残した遺産が減ってきたのを機に、王宮からこっそり抜け出し錬金術の成果を使って金策を始める。
そんな皇子の境遇の変化を楽しむのが、この作品の醍醐味と言えよう。
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