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オノマトペで聴こえてくるBGM

「オノマトペ」とは、「わんわん」「ワクワク」などのように様々な状態や動きなどを音で表現した言葉です。

小説では擬音語・擬態語というものを使われて、様々な音や動作が表現されていることがあります。
本小説ではオノマトペを巧みにつかわれており、読んだ人にはBGMのようなリズミカルな音楽がきこえてきます。
後半では音楽の調子も変わり、語り手の心の変化がよく伝わってきます。

『純文学』とは、文章で芸術を表現するものや、人の心情の変化を斬新な書き方で表したもの。さらに複雑な人間関係を題材にしたものがあります。
まさにこの小説がその一例だと言えましょう。
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