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みんな大好き!「茹でダコの貴公子」が爆誕するお話!

  • 投稿者: 琥珀   [2024年 04月 20日 13時 13分 ()]
ヒロインの伯爵令嬢アマリアは、色々あって結婚を諦め、宰相の秘書として頑張るしっかり者レディ。
宰相のサミュエルはめちゃくちゃ顔がいいのですが、女性には超塩対応な「氷の貴公子」なので、なるべく意識しないようにお仕事に邁進しております。
んが、まだ女性文官が少ないせいもあって、色眼鏡で見てくる輩もおり、「宰相の愛人なんやろ?俺の相手もしてや」とか知らん男に絡まれ、つい「えーい! どっせい!」と脳筋兄に習った一本背負いで投げ飛ばしてダッシュ逃げ。
そして職場に戻ったら、サミュエルがたまたま聞こえた気合声に一耳惚れ?してしまった、とか斜め上なことを言い出し──というお話です。

<推しポイント>
・アマリアかわいい!(重要)
・サミュエルが案外アレ!(ネタバレ回避)
・仕事ぶりがしっかり描かれているので、社会人読者も大納得

色々ありますが、ハピエンの舞!となりますので、安心してお楽しみください!

美形宰相から逃げたい令嬢と威勢の良い令嬢を追う宰相2人の攻防戦

 アマリア伯爵令嬢は宰相のサミュエル公爵閣下の秘書をしている独身令嬢。
 サミュエルは氷の貴公子と呼ばれているため、地味でありながらも彼女は愛人ではないかと囁かれ嫌嫌としていた。
 そんな中、失礼な男が「愛人にならないか」と持ちかけられ、彼女は「えーい! どっせい!」と男を投げ飛ばしたのだ。
 しかしサミュエルは彼女の姿を見ず、野太い声を聞いて「ああ……あの力強い声。きっと俺の理想の女性だ……」という始末。
 彼女は過去のトラウマから美形に恋したくないと、彼にバレないよう奮闘する。

 この作品は長岡更紗様が主催された「イセコイ冒頭ミュージアム #イセミュ」で3位を取られた作品です。
 大変インパクトある冒頭から始まる物語ですが、アマリアとサミュエルの可愛い姿、それぞれ個性がある登場人物と、ストーリーは勿論のこと、キャラクターも魅力的です。
 是非サブタイトルを意識しながらご覧ください。
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