イチオシレビュー一覧

▽レビューを書く

公女や聖女が(堕ちていい方の)闇に堕ちる物語。

  • 投稿者: いぬちん   [2025年 05月 22日 14時 20分]
人は誰もが心に闇を抱えている。
執着、後悔、諦念、絶望、
それが当たり前なのだ。
この物語のヒロインアークエンデもまたその闇を抱え、"ラスボス"になる運命を背負わされた人物である。

諦念を抱えた主人公は後悔を抱えたまま舞台を去った彼女の養父となり、彼女の闇に立ち向か、……向かわない?

いや、彼女を救おうとして奮闘はするのだけれど、心の闇は深めます。
よりによって、執着によって狂っていった彼女の執着を強めます。
どーすんだこれ!?

健気な公女といたいけな聖女が、闇に堕ちていく様子が軽妙に描かれている物語です。
……まあその(恋の)闇は世界を絶望に染めたりしなそうだからいいよねっ!!

予想を裏切り期待に応える伊瀬ネキセ先生の闇堕ちの物語。
読もう!!
↑ページトップへ
OSZAR »