イチオシレビュー一覧

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胸を熱くする物語を読みたい方へ

  • 投稿者: シュイ   [2020年 12月 06日 11時 39分]
・「努力・友情・勝利」が好き
・ハーレムものに嫌悪感がない
という方に強くお薦めしたい。

主人公は真面目で責任感が強いだけの一般的な高校生。異世界に来て得た「モンスターを従える」能力も、同級生達が得た超人的な能力の前では蹂躙されるものでしかない。

そんなことはお構いなしとばかりに主人公の前には次々と絶望的な壁が立ち塞がり、死の危険が迫る。

だが、主人公と仲間たちは力を合わせ、懸命に乗り越えていく。主人公は無力さを嘆かずに努力を続け、主人公を慕う仲間達も成長を続けていく。この世界で幸せに生きていくというだけのささやかな目標のために。

やがて大きく成長した主人公は、誰もが認める「勇者」となり、世界の命運を賭けた戦いに身を投じていく――

ぜひこの作品を多くの方に見てほしい。冒頭の鬱展開は辛いが2章までは見て評価してほしい。

大人気になっていずれはアニメ化を!(笑)

骨太な異世界もの!

これはかなりハードな異世界ものです。
人間という、業の深い種族の汚い部分に苦しみながら、それでも主人公は前に進んでいく。

学校全体が異世界に転移してしまい、学生たちは共同生活でなんとか生き残っていた。

異世界転移に伴い戦闘用のチート能力をもった一部の生徒によるクーデターからのコロニー崩壊。そして、強者による弱者の虐殺……

そして、主人公は自分のチート能力に目覚める。
とても骨太な異世界ものです。
おすすめです!!

世界観が素晴らしい

この作品は鬱展開が多く
主人公達は困難に次ぐ困難を仲間達と手を取り合い進んで行く物語です

この物語の素晴らしい点は作り込まれた世界観です
しっかりとした世界観の中で登場人物一人一人がそれに沿って生きている
『この作品は願いが叶う場所だ』
作品何度も繰り返されるワードですが、この物語の核心、世界観は正にこれに尽きる

途中で【魔物と心を通わせる】チート能力を得た主人公が能力を覚醒させて【真の能力】に目覚める場面がありますが
これも主人公が本当に『願った』事は何か?
が切欠となっており、しっかりと世界観に合った形で覚醒させています

異世界モノとして読むとこれじゃない感

  • 投稿者: 御蛇羅   [2018年 07月 14日 01時 47分]
こちらの作品を読むにあたって注意することは
バトルをして主人公が最強になる的な物を想像してるとちょっと違うといった感じです

読んでみて思ったことは異世界を舞台にしたヒューマン?ドラマって感じですね

絶対に裏切らない仲間やなんかアレな人間たちが、情けない主人公を成長させてく、どちらかというと心を題材にした作品です

少し青臭くて色々引っかかるところもありますが文章の書き方もよくできていてサクサク読んでくことができる作品です

始めに、偉そうな言い方などありましてもご容赦下さい

  • 投稿者: ユリエル   [2018年 04月 28日 22時 57分]
内容は異世界転移もので、バトル・ラブコメ要素あり
全体の評価としては、なろうでは上位。商業作品としては中の上。という感じです
ちなみに私は書籍を購入しました。理由は後述にて

まず、登場人物の描写が丁寧
この作品の最も素晴らしい点です
それぞれの思考に共感出来るかどうかは読み手によりますが、どう考え何故そうなったか。というキャラ達の心がしっかりとあります

逆に情景描写はイマイチ
作者さんが意識してのことかもしれませんが、風景などの描写が少な目で景色が浮かぶ場面はあまりありません
戦闘も文章として読む感じで臨場感は少ないです

伏線の回収は上手い時と微妙な時があります

バトルものとしてはオススメしづらいですが、ラブコメとしてはとても楽しめます
そちらの要素が好きな私としてはとても面白い内容でした

なろうの質が低下している最近では、飛び込みで久しぶりの当たりです
これからも頑張って下さい

『精神の伴わない力』と『精神力に支えられた力』を描く群像劇

  • 投稿者: 森野一葉   [2018年 04月 27日 23時 33分]
 とにかく面白い。

 舞台は『魔力によって望みを力に変えられる』世界。そんな異世界に転移してきた学生たちの中でも、主人公・真島孝弘の得た能力はそれほど強力なものではない。
 ただ主人公は持ち前の生真面目さで、その能力で得たものと真摯に向き合い、獲得したものに支えられる形で少しずつ着実に強さを手に入れていく。

『降って湧いたように手に入れた、なんの想いもこもらない力』を行使する転移者たち、誤った精神性によって弾圧を行う人間たち。
 そんな人間の弱さや醜さと向き合いながら、決して諦めず、ぼろぼろになりながら守りたいものを守り続ける主人公。
 そんな主人公を支えようと健気に尽くす眷属や仲間たち。
 主人公とは思惑を異にしながらも、自らの正しさを信じ、信念に従って動く転移者たち。

 そんな彼らの宝石のように眩い精神性こそが、この作品の魅力だと思う。

キャラ一人一人の心理描写が凄まじい

これだけキャラを一人一人深く掘り下げている作品はなかなかないんじゃないでしょうか。
一人称の特性がとことん活かされています。
ヒロイン一人一人に愛着を持て、ついつい応援しながら読んでしまいました。

特に私のお勧めはローズ。この娘のメイン回はハラハラドキドキです。
この作品を読めば、きっとお気に入りのモンスター娘が見つかるでしょう。

ていねいに。ていねいに。

  • 投稿者: ハセネコ   [2017年 03月 20日 21時 44分]
この作品の最大の売りは高い文章力に支えられた丁寧な描写だと私は考えます。

その丁寧な描写は主人公視点だけではなく他の登場人物の視点でも光ります。
それゆえこの時、彼もしくは彼女は何を考えていたのか分かりやすく表現されてます。

なろうの小説の多くは脇役が只の主人公の引き立て役、もっというと主人公に都合の良いロボットみたいになってしまっていることがあると個人的に思っていました。

しかし、この作品の登場人物達をロボットだと思った事は一度もありません。
こういう作品がもっと増えることを祈ります。

ストーリーがありきたりでも作品に力があるとやっぱり面白いです

登場人物の感情や場面が的確に表現された異世界での物語。
ストーリーそのものは鉄板ですが、モンスターの心の揺らめきや恥じらいを精緻な表現で私達の心を抉ります。
「生まれたばかりのモンスターが人よりも人らしく恥じらい、戸惑う」のです。
まるで読んでいる私達が、異世界にいるような錯覚までおこします。
あぁこんなにも初々しくて、乙女心にあふれたモンスターと出会えるならば、異世界に行きたくなってしまった!
もっともっとたくさんの人に読んで欲しい作品です。
登場人物への愛が溢れた作品をどうぞお試しください。
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